Petteri Sariola

至高な響きを放つ夢弦の煌き

PETTERI SARIOLA
『直感』
THROUGH THE EYES OF OTHERS
進化し続ける天才ギタリスト“ペッテリ・サリオラ”の新たなる挑戦!!自らを刺激してやまない幾多の名曲に新しい生命を吹き込む。最新作はなんと驚愕のカヴァー・アルバム!!ギターの魅力が無限大に詰まった意欲作!!
世界初発売/日本オリジナル作品
2013.10.9 in stores
CD:KICP-1666/¥2.800(tax in)/SEVENSEAS

キングレコード ストラテジックマーケティング本部 担当:夏目
TEL:03-3945-2123 mail:yuuhei-natsume@kingrecords.co.jp
■北欧はフィンランド出身、圧倒的な超絶テクニックと驚くべき音楽的感性を兼ね備えた天才ギタリスト、ペッテリ・サリオラ。自身3枚目となる最新ソロ作品は、なんと驚愕の全曲カヴァー・アルバム!!日本オリジナル作品のため、もちろん世界初発売!!

■ペッテリが音楽的に影響を受けてきたアーティスト、楽曲を中心に選び抜かれた収録曲はPOPS、ROCK、CLASSIC、NEW AGE、SOUND TRACKとまさにノンジャンルのボーダーレス状態。非常にヴァラエティに富んでおり、全音楽ユーザー必聴の強力盤。これらの名曲に彼が魂を込めて新たな生命を吹き込み、ペッテリ色に染め上げる奇跡の一枚!!
■押尾コータロー氏をして“圧巻のアコギ”と言わしめ、CHARにもその実力を認められたギタリストとしてのテクニック、センスはズバ抜けており、音楽一家に生まれ育まれてきた音楽的感性、抜群のリズム感など、全てにおいて圧倒的な才能を感じさせる。また、透明感がありながらもパワフルなヴォーカル・スタイルも折り紙付きでかなり魅力的。
■スラップの進化系とも捉えられる独自のパーカッシヴな演奏スタイル“スラム奏法”を駆使して奏でられるギター・サウンドは、最大級のインパクト!!縦横無尽にフィンガーボードを駆け抜ける流麗なフィンガリング、クラシック、ジャズ、スパニッシュからスラップ奏法まで自由自在なハイブリッド・フィンガー・ピッキング、まるでギターが打楽器と化したかのような技巧的なパーカッション・・・聴覚、視覚、、、五感を全て刺激するギタリスト。
■収録曲はヴォーカル曲とインストをバランスよく配置した全14曲。様々なアレンジで楽しませます。日本での共演の記憶も新しい押尾コータローの爽快な「翼~YOU ARE THE HERO~」、日本ROCK界を代表する珠玉の名曲CHARの「SMOKY」、今は亡きマイケル・ヘッジスの「BENSUSAN」などギター・ユーザーには涎モノの楽曲から、THE BEATLES、OASIS、COLDPLAY、U2など欧州ROCK界の大御所のメガ・ヒット・ナンバー、はたまた、「ルパン三世」や「もののけ姫」といった日本が世界に誇るアニメーションのテーマ曲、加えてクラシックの有名曲であるラヴェルの「ボレロ」まで、これ以上ない位振り幅の広過ぎる選曲で楽しませます。
発売後の10月中旬にはプロモーション来日を実施。ペッテリ・サリオラの真の姿は生演奏にあり!!ぜひ一度体感してみて下さい。

プロモーション来日決定!!
10.10(thu)-10.17(thu)
ショウケース公演決定!!
10.17(thu)吉祥寺STAR PINE’S CAFE
*一般への情報告知解禁は2013年9月30日(月)になります。

【収録曲】

01.I STILL HAVEN’T FOUND WHAT I’M LOOKING FOR 終りなき旅
(Adam Clayton – The Edge – Bono – Larry Mullen)  [U2]
02.FIX YOU フィックス・ユー
(Guy Rupert Berryman – William Champion – Chris Martin –
Jonathan Mark Buckland)  [COLDPLAY]
03.TSUBASA~you are the HERO~ 翼~you are the HERO~ *
(Kotaro Oshio) [押尾 コータロー]
04.WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ
(George Michael)  [WHAM]
05.CISSY STRUT シシー・ストラット *
(Joseph Modeliste – Arthur Lanon Neville – Leo Paul Nocentelli –
George Joseph Porter Jr)  [THE METERS]
06.WONDERWALL ワンダーウォール
(Noel Gallagher)  [OASIS]
07.BENSUSAN ベンスーザン *
(Michael Hedges)  [MICHAEL HEDGES]
08.SMOKY スモーキー 
(Hisato Takenaka)  [CHAR]
09.EASY イージー
(Lionel Richie)  [THE COMMODORES]
10.BOLERO ボレロ * 
(Maurice Ravel)
11.BLACKBIRD ブラックバード
(John Lennon – Paul McCartney)  [THE BEATLES]
12.HOOCHIE COOCHIE MAN フーチー・クーチー・マン
(Willie Dixon)
13.THEME FROM LUPIN THE THIRD ルパン三世のテーマ’78 *
(Yuji Ohno)
14.PRINCESS MONONOKE もののけ姫 *
(Joe Hisaishi) [米良 美一]

*instrumental
[ ]内はオリジナル・アーティスト

PETTERI SARIOLA OFFICIAL SITE = http://www.petterisariola.fi/

ドラムンギターと呼ぶべきなのか!?ギターの概念を覆す、強烈で心地よいグルーブ感。ペッテリ・サリオラの見事としか言いようがないカヴァーアルバムが完成!必聴です。

アコースティック・ギター1本で“ワンマンバンド・スタイル”を確立したペッテリ・サリオラ。タッピング奏法の先駆者マイケル・ヘッジスをリスペクトした、ギターのボディーを叩くドラム・サウンド。そこから生み出した“スラム奏法”は、まさしくペッテリ・スタイル。ギターの概念を覆す、強烈で心地よいグルーブ感。たとえ、この奏法が真似できたとしても、天性のリズム感による、このグルーブを出すことは容易じゃない。
 今回は日本の曲も収録されていて、数多くのギタリストがカヴァーしているアニメの名曲「ルパン三世」は本人の曲ではないか?と思うくらいの“ペッテリ風”アレンジ。「もののけ姫」は映画への大切な想いの詰まった情感豊かな仕上がり。永遠のギターヒーロー Charの名曲「SMOKY」では、ペッテリ・グルーブに乗っかって歌う。ボーカリストとしても申し分なく素晴らしいのだ。僕の曲「翼~you are the HERO~」のカヴァーは、そのまま僕がコピーしたいぐらいカッコよすぎる!
僕が敬愛してやまない、本当に凄いギタリスト。それが、ペッテリ・サリオラだ!

アコースティックギタリスト 押尾コータロー

ヘッジスのDNAを受け継いだ北方ヨーロッパ最強のギタリスト
1997年に事故死した伝説のギタリスト“マイケル・ヘッジス”。彼に影響を受けたと言われるギタリストは多い。おそらくペッテリは北方ヨーロッパでもっとも強くヘッジスのDNAを受け継いだアーティストだと言えるだろう。日本ではヘッジス系代表ギタリストとして押尾コータローがあげられるが、押尾もペッテリについては大絶賛「アルバムを聴いたとたん引き込まれました」「You Tubeを検索し食い入るように観ました」と感想を述べている。東京では共演も実現しギター雑誌で対談もするなど交流も深い。「僕らはヘッジスよりもうまく弾ける人がいるってことも知ってるけど、何よりもヘッジスの音楽そのものが好きなんです。テクニックのみならず、感性も似ているかなと思ったわけですよ」(押尾)

最初のヒーローはマイケル・ジャクソン。実はバンドがやりたかった。
だからギターですべてを表現する。
クラシック・ギターを7歳の時に始めたペッテリはマイケル・ジャクソンの音楽に出会いポップスやロックが大好きになった。「彼のストレート&タイトなリズムが大好き。1つ1つの音がそれぞれのゴールに向かって直進していくような、そんなタイトなメロディが身上だと思う」と話している。当初はバンドを組みたかったペッテリだが、なかなか良いメンバーに出会えず苦労を重ねる。そこでマイケル・ヘッジスの音楽に出会い「なんだ、一人で充分じゃない?」と開眼。現在のユニークな奏法にたどり着く。

世界的にもユニークなオリジナル奏法=スラム奏法。
ポップスやロックが好きだったペッテリはベースも演奏するようになる。そしてありとあらゆるギターの奏法を研究し、いつしか独自のユニークな奏法=スラム奏法を開発する。「たとえばヴィクター・ウッテン(B)」も親指を使ってはじくのだけど、それを双方向、つまりダウン/アップの両方ではじいているのに気づいたんだ。一方でギターの奏法は今でもさまざまな解釈や新しい技術が開発されている。それを学び整理していくと音をつかさどる方法は基本的に2つあることが分る。1つはフレットに対して弦をどう押し付けるか、もう1つは動きのある方法として、スラップとストラミング。それを基本とすると指10本、出せる音は数十種類。それにアップ/ダウンによる表現をかければ、相当数の音色を出すことが出来る」

柔軟な選曲の日本制作の新譜。選曲も日本のマーケットを意識したものに。
ギターのテクニックを披露するだけではなく「歌をつくる」ことを身上としているペッテリ。自らヴォーカルも取り、オリジナルだけではなくカヴァー全ての収録曲に、愛情、そして作者/オリジナル奏者への尊敬の気持ちが込められている。尊敬してやまない押尾コータロー、そしてCharのカヴァーも収録され、ギターに興味のないリスナーにも楽しめるポップな作品に仕上がっている。

一度観たら絶対に忘れられない圧巻のパフォーマンス! 
STAR PINE’S CAFE(吉祥寺駅より徒歩5分)にてショウケースライブが決定。読者/リスナー招待可能。担当者にお問い合わせ下さい!

*ミュージシャン発言部分はアコースティックギターマガジンより引用させて頂きました。

ライヴレポート from Lapua, Finland

普段一緒に仕事をしているミュージシャンたちを訪ねてヨーロッパを回ってきた。ダブリンからイングランドの南西部Wickham、翌日はヒースロー経由でヘルシンキへ朝7:30のフライトで飛び、その後、電車で4時間ほどゆられてLapuaというフィンランドの中西部の田舎町へ。何もない! まったく何もないイケてない町にたどり着いた… でもこんな地味な町でも週末には音楽フェスティバルがある。

夏のヨーロッパはフェスティバルだらけだ。日が長いことが理由にあげられるのだが、確かにロンドンでも8時、北欧ともなれば10時くらいまで明るい。長い夜を、みんなビールをのみ、音楽を聞きながら、充分に楽しむ。土日はフェスのメイン公演で盛り上がるのはもちろん、月曜日はともかく、火曜日、水曜日にでもなれば、次のフェスティバルのオープニングイベントと称し、再び週末に向けての熱狂の連続コンサートが開始される。毎週毎週そんな感じだ。

今回のこのフェスティバルも夜の2時、3時まで会場内にある二つのテント、一つの屋内会場で順繰りに音楽が演奏されることになっている。ビートルズのカバーバンド、お笑いトークショウからサーミという北極圏の民族の音楽まで…出しものは様々。客層もまさに老若男女。地元の人が全員集合した様子だが、流石に東洋人は私だけか。ボランティアらしいティーンエイジャーの女の子からコーヒーとパンを買ったが、たどたどしい英語がとても可愛らしかった。

ここで、ペッテリ・サリオラというものすごいギタリストの演奏をみた。フェスティバル会場内の200人くらいのキャパシティの小さな会場で、たった一人でステージに立ったペッテリ。たった一人の演奏なのに自らカウントをとり、ものすごいパワーでギターを弾き始める。まるで彼の後ろにはドラムやベースなどが存在し、すべての楽器が鳴っているような音だ。ノリノリの演奏は自由自在で、彼の中から湧き上がるように出てくる音楽に観客は皆、圧倒される。

ここで私の中から浮かんだのは<自由>というキーワードだ。この音楽には、私たちを日々の問題や悩み事から解き放つ、そういうパワーがある、と。とっさにニューヨーク・タイムズの伝説的ファッション・ジャーナリスト、ビル・カニンガムのドキュメンタリー映画での彼の言葉を思い出した。「ファッションは鎧なんだ、日々を生き抜くための」

そう、誰にとっても生きるのが難しいこの地球は、いつも問題で溢れている。問題の解決にこの音楽は直接結びつかないかもしれない。でも、この圧倒的なパワーは私たちに絶対に必要なものだ。終演後のペッテリと少し話をしたが、この現代を生きるインディペンデント・アーティストなら誰でも持つような、彼なりの悩みや活動の大変さも伝わってきた。でもステージでの彼はそれを微塵も感じさせない。音楽を演奏することで彼は自由を手にいれた。この音楽は誰にとっても必要なものである。もちろん日本で待っている人たちにも。

ギターはもちろんヴォーカルも素晴らしく、自作曲の他にワム!やU2、マドンナなどのユニークなカヴァーもこなす。アンコールでは80年代のポップスをメドレーで演奏し会場の笑いを取ったあと、最後の最後に演奏したスローで美しいバラードが、終演後も長い時間心に残った。10/17に東京で予定されているショウケースライブが本当に楽しみだ。                                 
THE MUSIC PLANT 野崎洋子

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